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動物愛護フェスティバル2023のお知らせ

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 今年も、9/23に西部緑地公園北塚園地にて、恒例となりました動物愛護フェスティバル2023を開催致します。本年は、志向を新たに子供さんも楽しめる企画もご用意致しております。ペットをお飼いの方も、そうでない方も奮ってご参加頂ければと思います。

 

  2023/08/21   スタッフ

予防シーズンに是非、健康診断も!

 年末から年始にかけて、新型コロナウイルスの蔓延により、飼い主の皆様には多大はご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。

 さて、年が明けたかと思うと、早くももう2月に入りました。来月になると、いよいよ各種予防も始まります。健康診断を受けたことがない動物は、この機会に、是非、血液と尿検査だけでもされてみてはいかがでしょうか?因みに、尿検査は、おしっこをご持参頂ければ、スムーズに検査を実施することができます。どうしても、採尿できない場合は、院内で採取するか、ご自宅での採尿グッズをお渡し致します。

 

 

  2023/02/02   スタッフ

ノミ・ダニ予防について

ようやく秋が来たかと思いきや、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。今日は、ノミダニのお話を少しさせて頂きます。

ノミおよびダニは、ヒトにも危害を与えるので、ペットのみならずヒトの健康を考えた場合、予防が必須となります。特に、昨今、マダニが媒介するウイルスにより引き起こされる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が猛威を振るっております。過去には本県でも発生が確認されており、死者が出ている県もあります。ノミだけを対象とする予防薬もありますが、SFTSを考えると、費用面のみを考慮してこうした薬剤を使用することは、極めて安易と言えます。したがって、ノミおよびダニの両方を駆除する薬剤の選択を強くお勧めしております。

従来、北陸地方の冬はかなり冷え込むため、冬季には必ずしも駆除薬を使用する必要はありませんでしたが、近年、温暖化の影響により外気温が上昇しているため、2月であっても、ノミの寄生が認められるネコなどもいるため、周年予防を実施する必要があるかもしれません。

まだまだ、9月です。もし、予防をまだ実施していない動物は、早めの対策をお勧め致します。

  2022/09/09   スタッフ

調べないと分からない病気

 気温もあがり、いよいよ行楽シーズンの幕開けですね。本日は、調べないと分からない病気について少しお話しします。世の中には、知って良かったこともあれば、知らなければ良かったということもあります。しかしながら、病気のこととなれば、とにかく早期発見が何より大事だと思います。

 このシーズーのワンちゃん(14歳)は、突然肢がふらつくとの主訴で来院しました。体型がぽよっとしており、腹部がやや緊張していたため、触診では確信をもって明らかな異常を発見することができませんでした。運動失調の原因として脳疾患が強く疑われましたが、スクリーニング検査としてX線検査を実施したところ、脾臓領域に巨大な腫瘤陰影を認め(添付写真赤丸部)、手術により摘出しました(添付写真)。

 幸いにも摘出された脾臓の腫瘤は、腫瘍ではなく血腫(血の塊)でした。ヒトの大動脈瘤をイメージすると分かり易いかもしれませんが、あっても症状を示すことはなく、破裂して初めて症状が出るという病気が動物にも存在します。破裂し、大量出血した時には命に係わることも少なくないため、やはり早期に発見することが最も重要と思われます。

 健康診断でどの検査まで実施するかは、なかなか難しい問題です。飼い主さんの中には、血液検査のみを希望される方もかなり多いのですが、この検査のみで異常を検出するには限界があります。やはり時折、画像検査も実施することが重要だと考えます。

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  2022/04/25   スタッフ

サプリメントに対する考え方

 すっかり風も冷たくなり、いよいよ冬の始まりでしょうか?気候のせいか、泌尿器系の病気で来院する動物が少し増えたような気がします。

 今日は、サプリメントについて、少しお話してみたいと思います。ヒトの大きな病院では、サプリメント外来と呼ばれる診療科もみられ、ヒトのみならず動物の市場にも無数の商品が現在登場しております。一方、十分なエビデンスがない代物もみられ、使用に際してはよく検討してから、お使い頂ければと思います。

 当病院でも数多くのサプリメント(比較的エビデンスが多くみられる商品を中心に)を取り扱っており、必要に応じて処方させて頂いております。サプリメントは、医薬品と一線を画す存在であり、添付書に効果および効能を謳うことができません。それが故に、処方する側もその使い時に悩むことがあります。どの臓器に主眼を置くかによって使用すべきサプリメントも異なりますが、基本スタンスとして、重篤な疾患では、サプリメントのみで治療しようとするのは不可能もしくは困難です。ある種の整形疾患などでは、関節痛が劇的に改善するなどの効果が得られることもありますが、これは、極めて稀なケースと言えます。近年、増加傾向にある腫瘍疾患においても、抗癌作用が期待できるサプリメントのみで生活の質を向上させるのはおそらく不可能でしょう。では、一体、いつから服用すれば良いのかということになりますが、やはり、病気の予防として使用すべきではないかと思います。重篤な状態になったら、まず標準的な治療を実施し、病態が落ち着いたところで治療と並行してサプリメントの使用を開始するべきではないかと思います。獣医師側も、サプリメントの効果を実感できないケースが多々ありますが、もしかしたら、使用すべき時期を逸していた可能もあります。飼い主様のみで、使用すべき時期を判断することは困難かもしれませんので、その際は、健康診断も兼ねてご相談頂ければ幸いです。

 

  2021/11/06   スタッフ

そのフード、ずっと同じで大丈夫ですか?

 こんにちは。とうとう、サクラも散りはじめ、春本番ですね。久しぶりにブログを更新させて頂きます。

 今日は、フードについて少しお話させて頂こうと思います。医食同源という言葉もある通り、ヒトと同様に動物にとっても食事は極めて重要な存在です。病気に罹患している動物に対する処方食も、近年かなり細分化されるようになりました。したがって、病気の種類、またはステージにより使用すべきフードも異なってきます。数年前に処方されたフードを、いつまでも使用していると思わぬ落とし穴にはまることがあるため、注意が必要です。

 処方食をインターネットなどいかなるルートで入手するかは、いわば飼い主様の自由であるため、我々獣医師がどうこう言える立場にはありません。しかしながら、仮に元気にしていても、少なくとも半年から年に1回は、動物病院を受診し、現在使用しているフードが適正が否か、相談して頂く必要があります。

 当然のことながら、健康診断では画像診断も含め総合的な検査を実施することが望ましいですが、もし最低限と言われれば、当院では血液検査と尿検査をおすすめしております。飼い主様の中には、血液検査をすれば病気の全てが分かり、異常が無ければ安心だとお考えの方がまだまだ少なくなく、我々もかつては健診と称して血液検査だけを実施することも多々ありました。しかしながら、それは大きな間違いです。

 動物が長寿になったことで、近年、慢性腎臓病を診断する機会が増えておりますが、特に初期の腎臓病は血液検査で発見することはまず不可能です。したがって、健診をご希望の方は、新鮮な尿をご持参の上、ご来院されることを強くおすすめ致します。動物も病院で採尿されるストレスから解放されると思います。

 末永く健康を保つため、定期的な受診を心がけましょう!

 

 

 

  2021/03/31   スタッフ

尿検査の必要性

 久しぶりの投稿となり、季節も冬になってしまいました。最近思うことは、従来、猫で遭遇する頻度が高かった慢性腎臓病が、犬においても増えてきていることです。ひとつの理由として、フードおよび獣医療の進歩により動物が高齢化したことが背景にあると思われます。一方、相当悪くなるまで病気が発見できていないだけなのかも知れません。したがって、腎臓病の予備群はかなりいるものと考えられます。

 血液検査をはじめとする健康診断を近年強く推奨しております。その結果、最低年1回は、血液検査を希望されて来院される方がかなり増えてきました。しかしながら、従来の血液検査において異常値を示した時点では、残念ながら腎臓の機能は既に3/4が障害されているといわれております。

 健康診断も人間ドッグと同じで、検査項目を増やせば増やす程コストもかかるため、ここまではした方がよいとか、ある程度の線引きは必要かと思われます。もちろん、可能であればX線検査や超音波検査などの画像検査もした方が良いですが、最低限といわれると、血液検査と尿検査ではないかと、私自身は考えます。その理由として、大きく二点あります。まず、尿検査を実施せずして、本来、慢性腎臓病は診断できないということです。さらに、血液検査で異常が出る前に尿検査で何らかの異常が検出されること多いからです。

 小動物獣医療で尿検査が疎かになるひとつの理由として、採尿の問題があげられます。ヒトの病院と異なり、紙コップを持たせて採ってきて下さい、とは全ての動物に対しては適応できません。動物病院では様々な方法で採尿することができますが、もし自宅で採尿される場合は、ネコちゃんの場合、尿が通過する猫砂(チップ)や、システムトイレなども市販されておりますので、こうしたグッズを利用するのも一つです。

 健康診断で血液検査をされる時は、尿検査を合わせて実施することを強くお勧め致します。

 

  2020/11/09   スタッフ
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