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2018年06月

こわ~い胆嚢の病気

 うっとうしい梅雨真っ只中ですね。久しぶりにブログを更新させて頂きます。

 本日は、胆嚢の病気について少しお話しさせて頂きます。胆嚢という臓器を、皆様もお聞きになったことがあるかと思います。我々ヒトにも備わっており、肝臓でつくられた胆汁(脂質などを分解する酵素が含まれた液体)を濃縮するための臓器です。しかしながら、時としてこの胆嚢内に石や泥などが形成され、悪さをすることがあります。因みに、幸か不幸か解りませんが、馬、鹿、ラット、マストミス、象、クジラなどには、胆嚢がありません。

 犬および猫も、ヒトと同様に、胆嚢の病気として胆嚢炎、胆泥症(胆嚢に泥が貯まる)、胆石症、腫瘍などがあります。こうした病気は、軽度であれば、そうそう症状を呈することはありませんが、胆石や粘稠性の高い泥が胆道(胆汁の通り道)を塞ぐことで、急激に症状が現れます。いわゆる胆道閉塞です。閉塞の程度にもよりますが、不完全閉塞であれば、内科的に胆汁を流れやすくする薬剤を使用することで改善がえられることもあります。一方、完全に閉塞していたり、ゼリー状の胆泥が貯留している場合、または胆嚢が破裂している場合は、内科的に治療することが困難であり、外科的に胆嚢を切除せざるをえません。写真は、内科的に改善が得られず、開腹手術により胆嚢を摘出した犬です。パンパンに拡張した胆嚢(左図)がみられ、胆嚢の中にはドロッとした胆泥(右図)がみられました。

胆嚢.jpg

 こうした胆泥貯留や胆石症を発生させる背景として、動物においても食事の関与が否定できません。また、普段から高脂血症がある動物、肥満の動物、おやつを頻繁に与えている動物、トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザー、柴およびミニチュア・ダックスなどは注意で必要です。

 胆道疾患が重篤化すると、近くに存在する膵臓や小腸の病気を随伴したり、肝臓そのものも強い障害を受けることがあるため、放置しておくことは危険です。ご自宅でできる予防法として、普段から食生活には気をつけましょう! 

  2018/06/28   スタッフ

矢田獣医科病院

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