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予防接種について

 予防接種についてお話しします。動物も、ヒトと同様に予防接種が必要となります。動物種ごとに接種すべきワクチンの種類は異なります。

 犬を飼育するにあたっては、「狂犬病予防法」という法律により、狂犬病ワクチンの接種が義務付けられております。では、狂犬病ワクチンのみを接種していれば問題ないかといえば、決してそうではありません。その他、感染すると重篤な症状を呈する種々の病原体として以下があります。

 犬で代表的な感染症の病原体として、ジステンパーウイルス、パラインフルエンザ、アデノウイルス(2種)、パルボウイルス、コロナウイルス、レプトスピラ(細菌)などがあります。猫では、白血病ウイルス、エイズウイルス、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、パルボウイルスなどがあります。これらの病原体に対する抗体産生を促す製剤として混合ワクチンが製品化されております(猫エイズワクチンは、単体ワクチン)。初めてワクチンを接種する動物には、「追加免疫」といって、より確実な抗体価の上昇を得るため、複数回接種を推奨しております。初年度以降は、基本的に年1回の接種となります。犬のパラインフルエンザウイルスは、フェレットにも感染するため、ワクチンを接種する必要があります。

  2007年のペットフード工業会のデータにより、国内の犬の推定飼育頭数から算出された狂犬病ワクチンの接種率は約40%であり、現在日本は狂犬病清浄国であるものの、WHOが提唱する流行を防ぐため必要とされる70%を大きく下回っております。狂犬病ワクチンですらこの接種率なので、混合ワクチンはさらに低い接種率であると考えられます。同時に、まだまだ上記の病原体を有する動物が存在する可能性があることを考慮すると、ワクチンを接種せず生活することは極めて無防備であります。

 また猫に関して、屋外で生活している個体は、屋内のみで飼育されている個体と比較して上記の病原体に感染している確率が高く、現在感染していなくとも今後感染するリスクがあります。外出する猫ちゃんはもちろんのこと、屋内のみで生活している個体においても、これらの病原体に暴露される可能性は決してゼロではありませんので、ワクチン接種をお薦めしております。 

    「百の治療よりも一の予防」を!

  2014/10/22   スタッフ

矢田獣医科病院

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