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スタッフブログ

とうとう師走に・・・

 とうとう、12月になってしまいました。何かそわそわする月です。笑。暦の関係で、今年は年末年始の休診日は比較的短いのですが、内服薬を常時使用している動物達は、お薬を切らさないようにお気を付けください。もし、なくなりそうであれば、年末になる前に早めのご対応をお願い致します。

 今年は、暖冬とは言え、朝晩はかなり冷え込んでおります。心疾患や、呼吸器疾患を有する動物にとっては、過ごし易い季節と言えるかもしれません。しかしながら、あと半年もすれば、また暑い季節がやってくるはずです。現在、体重過剰で呼吸に支障をきたしているワンちゃんなどは、この時期を有効に使い、夏になる前に是非ダイエットを頑張ってみて下さい。なかなか体重管理がうまくいかないという場合、必ず原因があるはずなので、一度ご相談いただければと思います。ご一緒にその動物にとって最適なプランを考えていきましょう!

  2015/12/08   スタッフ

健康診断の重要性

 あっという間に前回のブロブ更新から大部時間が経ってしまいました。朝晩は、冷え込む様になり疾患を持ったワンちゃんネコちゃんは、寒暖の差に応えているかもしれません。

 これまでも、検診の重要性はお話しさせていただいております。昨今、特にヒトの乳がんにおいて定期健診が盛んに議論されております。医学的に、ある一定頻度での受診が推奨されておりますが、検診を受ける頻度は人によって全く異なるのが現状でしょう。動物も同じで、飼い主様により考え方も異なりますので、中には一生涯、全く動物病院に来ることなく、亡くなる動物もおります。確かに、検診は決してパーフェクトなものではなく、一回の検診で「異常なし」であっても、その後、まもなく病気が判明することも珍しくありません。「異常なし」と「正常」が混同されがちですが、これらの単語の意味は大きくことなることを知っておく必要があります。通常の検診でチェックするのは、明らかな異常があるかないかであり、異常がないからといって、正常であるとは誰も言えないということです。「正常」を証明することは、非常に困難なことであり、まずベルトコンベア式の集団検診では無理であるといえます。

 では、検診を受ける意義はどこにあるかという問題です。人間ドッグ等に行かれている方は、よくご存知だと思いますが、動物においてヒトと全く同じ検査項目を実施することは、現実的に不可能です。では、血液検査のみで全ての疾患を診断できるかというと、もちろんそうではありません。なぜなら、血液検査で診断できない病気の方が実際には多いからです。しかしながら、身体検査、血液検査、X線検査、尿検査などの簡単な検査を組み合わせることで、診断精度が向上し、命に関わる重大な疾患を発掘できることも多々あります。動物の場合、明らかな症状が既に発現している場合、その疾患がかなり進行していることが多いため、症状がないうちに、検診を受けておくことが重要と言えます。仮に病気になったとしても、その動物の基礎データをあらかじめ知っておくことで、過去のデータと比較することが可能となり、有用な情報となり得ります。

  2015/10/26   スタッフ

動物愛護フェスティバル2015

  秋の大型連休も終わり、今日からお仕事という方々も多いのではないでしょうか。

 さて、昨日は西部緑地公園にて動物愛護フェスティバルが開催されました。お天気にも恵まれ去年にも増す盛況ぶりでした。開催にあたりご尽力された先生方はじめ関係者の皆さん、そして来場された飼主の皆さん、そして動物達に深く御礼申し上げます。

 本フェスティバルでは 動物とのふれあいをモットーに様々なブースが開設され、県民の方々に対して動物を色々な角度から知って頂くための場が提供されております。今回、マイクロチップの促進キャンペーン、動物健康相談、なりきり獣医さんなどのブースを石川県獣医師会では開設させて頂きました。なりきり獣医さんのコーナーでは、小さいお子さんを対象に白衣をきてもらい、聴診器を用いて実際に犬の心臓の拍動を聞いてもらい、生命の営みを体感していただきました。ヒトより大分早い心拍数に驚かれた方々もいらっしゃいました。

 マイクロチップのコーナーでは、普及促進のため先着順でマイクロチップの無料優待券の配布を行いました。マイクロチップについてご存知の方も多いかもしれませんが、初めて聞いたという方へ、今一度、簡単なご説明をさせて頂きます。マイクロチップは、直径2-3mm×15mm程度のプラスチック製のカプセルであり、このカプセル内に15~20桁程度の番号が入力されております。このカプセルを予め動物に埋め込んでおくと、万一失踪した際でも、どこかでその動物が保護されれば、マイクロチップリーダーという特殊な装置を用いて体の外から番号を読み取ることができます。そして最終的に個体情報と照合することで、その動物が飼主様の下へ帰還できる可能性が生まれます。マイクロチップは、埋め込み後、皮下で多少の移動がすることはありますが、生体にとって安全であることがすで証明されております。埋め込みは、背中に注射するのと同じような感じで、通常麻酔などをかけずに実施することができます。

 現在、動物保護施設における愛玩動物の殺処分は、石川県においても残念ながら後を絶たないのが現実です。マイクロチップの普及のみで解決する問題ではありませんが、もし保護動物達の個体情報を把握することができれば、飼主の下に帰ることも可能となり、殺処分ゼロへの一助になることが期待されます。したがって、末永く動物達と暮らして頂くためにもマイクロチップの埋め込みをおすすめ致します。

 本フェスティバルですが、また来年も開催予定ですので、動物を飼育されている方々は、是非ご参加頂ければと思います。

  2015/09/24   スタッフ

尿管結石について

 暑い夏も終わりを告げ、秋めいてまいりました。今年も猛暑が続き、特に呼吸器および循環器系疾患を持つ動物は、大変な時期でしたが、涼しくなることで、多少は楽になったのではないでしょうか。

 以前、膀胱結石のお話しさせていただきましたが、今回は、膀胱以外に腎臓および尿管(腎臓と膀胱をつなぐ管)の結石について、書いてみます。

 普段摂取している食物や水、体質的な問題により泌尿器系にも石が形成されることは、まさにヒトと同様です。まず、尿を産生する腎臓内に結石が形成されると、その結石が一生涯特に悪さをせず腎臓内に留まっていてくれることもありますが、運が悪いと、その先にある尿管に移動し、尿管に詰ることがあります。これが、結石による尿管閉塞(いわゆる尿管結石)です。傍放送局の「〇〇〇〇ガッテン」をご覧になった方は、お分かりでしょうが、尿管自体に痛みを感じる神経は走っておりませんが、尿管が結石により閉塞し、腎臓が尿を排出できなくなると、腎臓内圧が上昇し、腎臓がパンパンになることで、腎臓周囲の神経が圧迫され、ヒトでは激痛を生じると言われております。この疾患を患うと、時間が経てば経つほど、腎臓の損傷は増大し、腎不全となり最終的に尿が産生されなくなるなど、致死的な事態となります。

 血尿、尿が出ない、吐く、食欲消失などの症状が多くみられます。血液検査により腎数値の上昇などがみられることが多いのですが、最終的に腹部X線検査および腹部超音波検査を組み合わせること診断します。

 人医療では、衝撃波による結石の破砕が実施されておりますが、一部の施設を除き、動物で実施することは難しく、尿管結石や尿管狭窄による尿管閉塞が判明した場合には、内科療法として急性腎不全の悪化を抑制するための輸液療法を実施しますが、改善が得られないことが多々あります。この場合、外科的治療として尿管結石を外科的に除去する方法や、尿管にステントを挿入する方法や、または腎臓と膀胱に特殊な器具を装着し迂回路を形成するなどの手術を検討する必要があります。

 予防として、腎結石を早期発見するための定期的な尿検査と画像診断が重要と思われます。特に、過去の尿検査で尿結晶が検出された動物や、結石が尿道(膀胱のさらに先)に詰ったことがある動物は、要注意です。

 

 

 

  2015/09/01   スタッフ

生活習慣病について

 もうすぐ、夏も本番です。7から8月になれば、暑さもこんなものではないでしょうね。特に、この時期は、動物にとってかなりしんどい時期です。日中、道路のアスファルトもかなり高温になりますので、熱中症には十分注意して下さい。

 ブログにおいて、様々な犬および猫の疾患について記載させて頂いております。動物の疾患もヒトと同様に星の数程あるので、とうてい全てを記載することはできませんが、今回は、ヒトの生活習慣病との比較を交えたお話しをしたいと思います。

 ここ石川県における平成23年度の生活習慣病患者数(厚労省発表)というものをみてみました。このデータをみると、主だった疾患では、高血圧性疾患の患者数が全国16位、虚血性疾患が同第9位、脳梗塞が同第30位、脳内出血が同第36位、とここまではそう驚かないのですが、糖尿病に関しては何と第7位入賞と、かなり高い発生率であることがわかります。有名な話ですが、断トツで第1位は、香川県だそうです。

  動物の疾患で、他県と比べて当院で多く遭遇する疾患として、特に糖尿病と血栓症があげられます。ヒトのデータと比べて、何らかの関連がないとはいえない気もします。もちろん、ヒトと動物を同じ土俵で比較することはできませんし、関連性の有無は慎重に評価する必要がありますが、少なくとも、ご自宅で飼っておられる動物にヒトと同じ食べ物を与えていたとしたら、糖尿病などの疾患に関してはかなりリスクが大きいと言えます。元来、ヒトと動物の食べ物は、根本的に栄養素の含有量が異なりますので、ペットにはペット専用のフードを与える必要があります。一方、血栓症については、犬より猫で多くみられますが、罹患する猫の多くは、心筋症という心臓の病気を有しております。これも、ヒトの心筋梗塞と発生率との関連性が気になるところです。これらの疾患は、とにかく早期発見することが重要です。

  具合が悪ければ動物病院を受診することはもちろんですが、とくに症状がなくても、定期健診として少なくとも年に1回、少なくとも血液検査、X線検査および尿検査を実施されることをお薦め致します。

 本当に年1回で十分かといわれると、全く根拠はありません。ヒトの人間ドックでは、年1回が一般的でしょうが、動物で年1回の健診は、ヒトなら4~5年に1回、モニターしているにすぎないからです。

      「とにかく病気の早期発見を!」 

 

  2015/06/24   スタッフ

フィラリア予防について

フィラリア成虫寄生.jpg

   ブロブ更新を完全にさぼってました。笑。もう夏という感じですね。夏といえば、私の大嫌いな蚊との戦いであります。ヒトでも昨年、代々木公園およびその周辺で発生したデング熱が記憶に新しいところですが、動物にとっても厄介な生物であります。特に、小動物ではフィラリアといわれる、蚊が運ぶ寄生虫には注意する必要があります。フィラリアに寄生した動物の血を蚊が吸い、その蚊が他の動物を吸血すると、ミクロフィラリアというフィラリアの子がその動物の血液内に入り、そのまま成長するとそうめんの様な虫(写真参照)が心臓内に寄生し、放置していると死に至らしめる恐い寄生虫です。一昔前に比べると、有効性の高い予防薬の開発や、予防の徹底などもあり、フィラリアに寄生した動物の数は大分少なくなった印象もありますが、まだまだフィラリアの存在をご存知でない飼主や、飼主が知っていても予防されていない動物も多々みられます。現在では、月に1回の内服薬や、皮膚に滴下する薬剤、1年間有効な注射薬などがあり、これらを使用することでほぼ100%予防することが可能です。予防を開始する時期は地域により異なり、沖縄などの様に1年中実施する所もありますが、石川県では5~12月が推奨されております。

フィラリアに寄生してから治療するのではなく、予防をしましょう!

  2015/05/26   スタッフ

ホルター心電図

  時間が経つのは早いものです。前回の更新から、もう1ヵ月以上が経過してしまいました。笑。今日は、久しぶりに循環器(ホルター心電図)のお話しを少しさせて頂きます。

 動物でも、「発作」という症状がヒトと同様にみられることがあります。原因もさまざまありますが、脳疾患、代謝性性疾患(老廃物の蓄積、カルシウム不足、低血糖)、心疾患などが代表的です。一体、何が原因なのかが分からなければ治療の仕様もないので、原因鑑別が極めて重要となります。発作の様子を飼主様に動画などでお撮り頂いて、お見せ頂ければ、多少なりとも情報が得られ、診断につながることも少なくありません。また、代謝性疾患によるものであれば、血液検査である程度、診断することが可能です。

 しかしながら、脳疾患および心疾患が原因の場合は、診断は少し厄介です。脳疾患であれば、全身麻酔をかけてのMRIが必要となります。心疾患の場合は、基礎となる重大な疾患があるかないかは、胸部X線、心電図および心臓超音波検査で鑑別が可能ですが、問題となるのは、診察時に不整脈などの徴候を示さなくても、心疾患による発作が完全には否定できない点です。

 ヒトであれば、本人にしか分からない「胸が苦しい」などの症状を問診から聞き出すことが可能ですが、動物では困難であることと、病院内で行う心電図検査は、せいぜい2~3分にすぎません。心臓は当然のことながら、24時間(1440分)活動しているので、飼主様が寝静まった夜中に動物の心臓がどのようになっているかは分からないのです。したがって、心疾患、特に不整脈関連の疾患を除外するためには、「ホルター心電図」といって、24時間心電図を記録し、その波形やリズムを解析する検査が推奨されます。

 昔は、かなり大型の機械を動物にしょってもらう必要がありましが、最近の機器は、かなり小型化され、猫や小型犬でも、動物に苦痛を与えずに実施すること可能ですし、もちろん麻酔などをかける必要もありません。てんかん発作で来院される動物には、高齢で心疾患を併発している動物もおりますので、心臓のリズムに問題がないかを調べる上では重要な検査です。

 もし、こうした検査をご希望される場合には、ご相談頂ければと思います。

                                                       

  2015/04/13   スタッフ
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