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猫伝染性鼻気管炎

   徐々に気候も冬へと近づいてきますが、これから増える可能性がある猫ちゃんの感染症として「伝染性鼻気管炎」があります。「猫ちゃんの風邪」と表現すると分かり易いかもしれません。この疾患は、ヘルペスウイルス、カリシウイルスや二次的な細菌感染が原因となって鼻汁分泌、くしゃみ、目やに、流涙、流涎などを呈します。病原体の種類により症状は異なりますが、重度になると食欲低下を伴い、栄養状態の悪化が進行すると命を脅かすこともあります。

   猫エイズウイルスや猫白血病ウイルスに既に感染している個体は、特に重症化しやすいです。伝染性鼻気管炎の病原体へ一度感染した個体は、終生病原体を排出し続けるため、本疾患を完治することは不可能ですが、いくつかの治療法により症状を緩和させることが可能です。

   治療法として、比較的軽度な場合は、インターフェロンの点眼点鼻および口腔内投与と抗生物質の併用、さらに中等度から重度の場合は、注射によるインターフェロンの投与をお薦めしております。本疾患は伝染性のため、罹患した猫ちゃんの健康管理ももちろんですが、他の健常な個体へ伝播するため注意が必要です。効果は100%ではありませんが、本疾患からの防御法として予防接種の実施は必須です。また、屋内飼育により新規感染を阻止することは有効です。因みに、犬には本疾患と同様な風邪様症状を呈する病原体はなく、ヒトへも感染しません。

  2014/10/16   スタッフ

矢田獣医科病院

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