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スタッフブログ

2016年01月

慢性疾患に対するお薬について

ようやく少し雪が積もり、北陸らしい冬といった感じですね。笑。

 本日は、慢性疾患におけるお薬の使い方について、少しお話ししたいと思います。動物にもヒトと同様の病気が数多くあるため、日常的に使用される薬剤の種類も年々増加しております。特に、慢性の病気(心臓病、腎臓病、糖尿病、内分泌疾患、高脂血症etc)では、完治を見込めないものが多く、お薬の力に頼らざる得ない現実があるため、栄養管理とともに、うまく服用していく必要があります。以前は、長期生存が困難であった心臓病も、様々な内服薬の誕生により、動物達の生活の質向上に大きく寄与していると言えるでしょう。

 ところで、調子が良いからといって全く定期健診を受けず同じ薬何年も飲み続けているとどうなるでしょう?この問題には答えがいくつかあります。もちろん、一生涯に渡って飲み続けても生体に悪影響を与えない薬剤もあります。第二に、必要ない薬を飲み続けている可能性です。第三は、さらに他のお薬を追加しなければいけない状態なのに、前の処方を継続してしまっているケースです。

 第二および第三の例として、肺に水がたまる、体がむくむなどの心不全徴候に対して使用される利尿剤があります。利尿剤を使用することにより、体から適度に水が抜ければ、大きく症状は改善されます。ところが、水を引き過ぎると、必要な水も奪われ脱水状態となり、、腎不全などを招来しかねません。第三の場合は、逆に他の利尿剤を追加するか、増量することも検討する必要があります。

 慢性疾患が故に、病気が進行するスピードがゆっくりな場合もあり、元気にみえてもよく調べてみるとかなり病態が進行していることもあるため、注意が必要です。いずれにしても、何年もメンテナンスをしていない車に、そのまま乗り続けること程怖いことはありません。

  2016/01/21   スタッフ

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願い致します。今年は、暦的に短いお正月でした。笑。山側でも行きが非常に少なく、もう春の訪れさえ感じてしまう奇妙な天候です。

 この時期、空気が乾燥していることを除けば、心疾患や皮膚疾患を有する動物は比較的過ごし易い季節かもしれません。一方、流行病として、猫でかぜ様症状を起こす「猫伝染性鼻気管炎」には注意が必要です。以前、ブログでも簡単な説明をさせて頂きましたが、ワクチンを接種している個体も感染しないわけではありません。また、一度これらのウイルスに感染すると、体内からウイルスが完全に消滅する可能性が極めて少ないため、免疫力が低下した時に再び症状が現れることがあるため、非常に厄介な病気といえます。この病気を起こす病原体として複数のウイルスや細菌が分かっており、どの病原体に感染するかで症状は異なりますが、目やに、鼻水、くしゃみ、よだれなどの症状がみられる場合は、重篤化する前に早急な治療をおすすめ致します。同居している他の猫へ伝播することがあるため、複数頭で飼育されている方は、他個体への感染に十分注意する必要があります。

 野良猫の何パーセントがこれらの病原体に罹患しているかははっきり分かりませんが、そうした動物との接触により感染する可能性は非常に高いと考えた方が良いでしょう。感染を防止する方法としては、やはりワクチン接種と室内飼育に尽きると思います。

 

  2016/01/05   スタッフ

矢田獣医科病院

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